こんな悩みを解決する記事です。
冬になると食べたくなる牡蠣。
それは旬である牡蠣が多く出回るからなんですよ!
本記事では牡蠣の剥き方や疑問のあれこれをご紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 牡蠣の基本情報
- 牡蠣の剥き方
- 牡蠣のあたることについて
【予想設定時間:10分以内】
結論:牡蠣を簡単に剥くにはオイスターナイフを使おう。
良くありがちなのは、牡蠣を殻付きで買ってきたときに、家にあるもので殻を剥こうとします。
例えば、フォークや包丁、バターナイフを使って。
キズもついてしまいますし、正直とても危ないです!!
オイスターナイフは名前の通り牡蠣を剥くようの道具ですが、安全に扱うことができる構造と強度を持っています。
参考:オイスターナイフ
赤枠のところを拡大すると包丁やナイフのように鋭利ではないところや、持ち手との間の柄部分やナイフの太さも十分あり、
牡蠣を殻を剥くのに適していることが一目瞭然です。
値段も数百円で購入可能です。
1つ持っていると物凄く助かりますよ。
(具体的な剥き方は後述説明していきます)
牡蠣の種類と産地(*1)
牡蠣は大きく「真牡蠣」と「岩牡蠣」の2種類です。
真牡蠣は冬が旬な牡蠣で、岩牡蠣は夏が旬であることを覚えておきましょう。
ちなみに剥きやすさは真牡蠣の方が簡単です(岩牡蠣はゴツゴツしていて形がいびつなものが多いです)
産地は日本全国にありますが主に下記のとおりです。
牡蠣の日本の主な産地
♦真牡蠣
北海道(厚岸・仙鳳̪趾・サロマ湖など)
岩手県(釜石・大槌湾・広田湾など)
三重県(浦村・的野湾・白石湖など)
兵庫県(室津・福浦・坂越など)
広島県(袋ノ内湾・大黒神島・情島など)
福岡県(門司・糸島)
大分県(守江湾)
長崎県(九十九島・五島列島)
♦岩牡蠣
山形県(庄内浜)
新潟県(山北)
富山県(朝日町)
石川県(輪島)
茨城県(鹿島)
三重県(東紀州)
愛媛県(御荘湾・宮窪湾)
鳥取県(夏輝)
島根県(隠岐の島)
佐賀県(唐津)
大分県(佐賀関・蒲江湾)
長崎県(九十九島・五島列島)
熊本県(天草)
牡蠣の剥き方
それでは早速、下記の剥き方を見ていきましょう。
step.1
まずは購入した貝殻を洗う。
step.2
手袋やキッチンペーパーで牡蠣をつかむ。
step.3
横からオイスターナイフを刺して貝柱を切る。
step.4
貝殻を外し、もう片方の貝柱を切る。
①まずは購入した貝殻を洗う。
タワシなどでガシガシ殻を洗ってください。
生牡蠣の場合は、殻に微生物等ついている可能性が高いのでしっかり洗うといいですよ!
ひょんなことで殻の中に入っちゃうかもしれないので。
②手袋やキッチンペーパーで牡蠣をつかむ。
手袋があれば一番楽です。
もしなければ、キッチンペーパーを重ねて牡蠣を持つのも滑り止めになります。
水に少し濡れさせておくと滑らなくなるので安全です。
③横からオイスターナイフを刺して貝柱を切る。
牡蠣が膨らんでいる方を下にして持ち、横からオイスターナイフを入れます。
ナイフを左右に振りながら穴をあける感じで殻の隙間にナイフをいれます。
片方の貝柱を断ち切ると殻がパカッと空きます。
もしうまくいかない場合は、ナイフを90度方向けて(垂直にして)殻の隙間を大きくしましょう(荒技)
殻の隙間から貝柱がしっかり外れているのか確認しつつ断ち切ろう!
④殻を外し、もう片方の貝柱を切る。
殻を外したら、もう片方の殻に貝柱が付いているのでそこを切り落として完成です。
殻を器として使用する場合は、殻そのものが一番汚いので、殻を煮沸消毒して使用しましょう。
牡蠣の身はそのままだと塩っからいので水でしっかり洗いましょう。
できれば塩水で洗って真水で洗うと汚れや細かな殻の粉も取れてベスト。
牡蠣のあれこれ
牡蠣の栄養分は?
牡蠣は身体に良いです。
それでいて低カロリー(100gあたり60kcal)です。
1つの牡蠣の身はせいぜい10~20g程度なので他の食材に比べると低いのは明らかです。
下記の栄養素
- ビタミンB12(貧血・慢性疲労予防)
- 鉄分(貧血・慢性疲労予防)
- 亜鉛(免疫力・胎児の発育不全改善)
- グリコーゲン(運動能力・スタミナ改善)
海のミルクと呼ばれる牡蠣は栄養豊富。
胎児を抱えたお母さんにも有益な食べ物でしょう(葉酸やタリウムなども含まれている)
ただし、必ず火を通したものを2~3個程度ほどにしましょう。
食べ好き注意です。
牡蠣にあたるってよく聞くけど?(*2)(*3)
牡蠣には2つの注意点があります。
1つ目はノロウイルスです。
牡蠣の内臓には食中毒の原因となる細菌などが付着していることがあります。
十分に加熱(中心温度85~90℃で90秒以上)しないで食べると感染する危険性があります。
古来から「花見過ぎたらカキ食うな」や「英語でRのつかない月(5~8月)のカキは食べるな」などと言われていますが、
通年いつでも注意する必要があります。
症状は下痢や腹痛などで、1~2日で治ることが多いですがウィルス自体はそれ以上滞在するので注意が必要です。
2つ目は貝毒です。
ホタテガイや牡蠣、アサリ等の二枚貝が有毒プランクトンを食べることで毒化し、
毒化した貝を人が食べることで食中毒を起こす場合があります。
貝毒は加熱ではなくならないので注意が必要です。
毒化した貝は出荷規制されて市販されることはないため、貝毒による食中毒事件はほとんど起こっていませんが、
こういった事実があることは把握しておきましょう。
貝毒は中腸腺にたまるため、これを取り除いた牡蠣を販売している地方もあるそうです。
貝毒には、症状により麻痺性貝毒、下痢性貝毒などがあり、症状が出たら吐き出して病院へ行くようにしましょう。
まとめ
要点をおさらいしましょう。
ポイント!
- 安全のためにもやりやすさのためにもオイスターナイフを使おう!
- 生牡蠣は細心の注意をしてから剥きしてキレイに洗って食べよう。
- ノロウイルスや貝毒について知った上で調理しよう。
- 食べ過ぎには注意。
牡蠣の好き嫌いは大きく分かれるけど、牡蠣好きでも殻を剥くのは手間であることは変わりません。
安全で楽に向ける方法でかつ、道具を使って剥くことで気が少し楽になります。
一度試して見てください!