キャンプにおける睡眠についてフォーカスをあてた記事です。
次のようなことがわかります!
3つのポイント
- 睡眠の質向上のための対策
- 睡眠のためのオススメアイテム
- 睡眠の注意点
【予想設定時間:15分以内】
結論:基本的に5感を整えて睡眠することは家と同じ。
普段、自宅の部屋で寝る場所で睡眠をとる場合と同じポイントを整えていきましょう。
ただし、全く同じようにはできません。
キャンプ場にあるテントと自宅の部屋では環境が全く異なるのは言うまでもありません。
その中でも、どのようにしたらリラックスして睡眠することができるのか考えていきましょう。
ポイント!
- 視覚:光の加減
- 嗅覚:匂い
- 味覚:口の中
- 聴覚:心地よく
- 触覚:肌さわりや温度
また、普段の睡眠の質を向上するための方法については次の記事を合わせて参考にしてみてくださいね!
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癒し尽くそう!【睡眠コンサルタントが提案】睡眠の質向上に効果的な環境改善を解説
続きを見る
それでは、私がオススメするものを合わせて、それぞれ見ていきましょう。
視覚に関する睡眠対策
ポイント!
視覚:睡眠時はだんだんと寝る空間の中を薄暗い~真っ暗にして目に光が入らないようにすることは大切です。
上記ポイントから提案できるのは次の2点です。
テントの暗さ
日光の強さによる明るさで目が覚めることもあるため、出来る限り光を通さないテントが良いでしょう。
温度上昇を抑えることもあり、テントを選ぶときに確認してみると良いです。
暗すぎて不便かと思う人もいますが、基本的にテント内部は睡眠時に使用することと、テント内のランプがあります。
あまり不便には感じないと思います。
また、テントでカバーできない場合は、タープなどでテントを覆うのも効果がありますので、タープの使い方も気をつけると良いです!
参考:ベアボーンズ(Barebones) ビーコンライトLED2.0 ブロンズ
この室内ランプは3色あってとてもかわいいランプです。
光も調整できるのも室内に適してます!
アイマスク
既にテントを持っていて、光がガンガン入っちゃうよ!って方にはアイマスクがオススメ。
普段から睡眠時の光に敏感な方には特にいいかと思います。
ただし、夏だと暑く感じる場合もありますので好みに合わせて使ってみましょう。
嗅覚に関する睡眠対策
ポイント!
嗅覚:リラックスできる自分に合った香り、もしくは無臭に整える。
キャンプに出掛けると基本的にその環境の匂いがつきまといます。
海や森などの自然から、焚火やBBQなど周りの環境に左右されます。
次の2点について対策してみましょう。
匂いの原因になる部分を特定して対応しよう
焚火の匂いやBBQの匂いなど自身で対策可能な場合はできるかぎり後始末をしっかりしましょう。
余程、テント室内に近くなければ漂うこともないと思います。
風向きなどを気に掛けると良いでしょう。
自宅部屋で楽しむアロマの効果あり
アロマなどの匂いでリラックスして睡眠環境を整えるのも効果的です。
思った以上に簡単に扱えることと、小さいものなので持ち運びも簡単です。
また、テント室内も香りで華やかになるので、ある意味オシャレポイントです。
まずは自宅で試して見て気に入るものがあれば個人のお気に入りとして常備するのもアリですよ!
味覚に関する睡眠対策
ポイント!
味覚:歯磨きをして口内環境を整えよう。
これは自宅と同じです。
ただし気を付けないといけないのは、歯磨き粉です。
市販の歯磨き粉の多くは石油由来成分や合成界面活性剤(発泡剤)などの化学合成成分が含まれています。
出来るだけ自然に配慮することと、身体に優しい成分の植物性由来の歯磨き粉(オーラルピース)をオススメします。
自身にも負担にならず、たとえ自然に流しても生態系へ被害を与えることはありません。
キャンプをしていると出来る限り自分の縄張り(テント付近)でことを済ませたい。
そんな方には、水場に行かなくても済むような歯磨き粉やスプレータイプのもので口内環境を整えましょう。
聴覚に関する睡眠対策
ポイント!
聴覚:リラックスできるBGMを流す、もしくは無音に整える。
音楽を再生してBGMを聴くのはNGだけど。
自宅の部屋ではBGMを再生させますが、キャンプ場では周りへの配慮で夜中に音楽を流すのはNG。
どうしても聞きたい場合はヘッドセットで自分だけに聞こえるようにしましょう。
キャンプのいいところは自然の中に身を置くことなので、川や森の音をBGMとしたいところ。
こういった面ではキャンプ場選びとテントを張る場所にも左右されるので選ぶときの1ポイントして頭の片隅に置いておきましょう。
無音は耳栓でOK
無音にしたい場合は、耳栓ですね。
とても安価なので試して見ましょう。
なかには耳栓が嫌って方もいますので一度自宅などで確認してみましょう。
キャンプにいくと結構疲れがきて寝てしまうことが多いのであまり音も気にならず睡眠できることも多いと思います。
準備ぐらいに構えていてもOKです。
触覚に関する睡眠対策
ポイント!
触覚:肌ざわりや温度管理に優れたものを身体と接触させよう。
個人的に一番重視したいところ。
自宅との寝心地の違いが大きくあらわれるポイントです。
まずは、基本的なところで、テントを張る場所が傾いていないこと、そして石や枝がテントの下にないことを確認しよう。
場所が確保できたら、グランドシートをひいて必要最低限のテント環境を整えることが必要です。
テントを守ることにもつながるので忘れず!
それでは、いろいろ対策できますので1つずつ確認してみましょう。
マットはしっかりしたものを選ぼう
値段がマチマチですが、ここには力を入れたいところです。
冷たい地面から身体を守ることだけではなくクッション性がものをいうマット。
ポイントとしてはズバリ、マットの厚さとクッション性です。
厚さが地面からの熱を遮断、クッション性が寝心地と身体への負担を軽減するためです。
キャンプでもぐっすり寝たい方はある程度良いものを選択しましょう。
個人的にオススメするものも合わせて載せておきますね!
参考:コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマット シングルIII
コットを使う場合も一工夫を。
コットを使う場合はシートの張り具合を確認しよう。
経験上、強く張ったタイプを選択して、使っているうちにもう少し柔らかいクッション性が欲しい場合は、コットの上にマットを重ねて調整することをオススメします。
もちろん、コットを買う場合は、軽さや組み立てやすさも重要になるので、そのポイントでも確認してみてくださいね!
参考:コールマン(Coleman) コット トレイルヘッドコット
枕(ピロー)も専用に準備しよう。
マットに備え付けられた枕部分がありますが、正直物足りないことが多いです。
枕は専用に準備することが結構重要です。
旅館にいって枕が変わると寝られない人もいると思いますので、自分のお気に入りマイ枕を準備しましょう。
キャンプの場合、枕選びは厚さや生地や中身の素材、重量、大きさに加えて、エアーなどの枕であれば簡単につくれるものがいいでしょう。
枕は個人ごとに最適条件が異なるので好みのものこそがベストになると思います。
もしエアー式で空気の量で厚さを調整したい場合は次のような枕をおすすめしますのでご参考ください。
寝袋だけじゃなくインナーシーツもあるとさらに良き!
寝袋は普段自宅で寝ている布団とは異なるので、それだけで寝にくい方もいるかと思います。
大きめな布団のような寝袋が良い場合やマミー型のようなキュッと狭まる寝袋が好みの方もいるでしょう。
また、夏用や冬用もあるので注意が必要です。
そんな寝袋を好みで選んで購入することに加えて合わせて紹介したいのはインナーシーツ。
寝袋だけではなく、インナーシーツを合わせて使うことで肌ざわりと快適性が向上します。
夏暑すぎて寝袋じゃ辛い場合でもブランケット替わりに使うこともできますし、冬には保温にも効果的です。
是非、この観点でも探して見ましょう。
寒い場合は首元、足元を温めるグッズを!
秋・冬になると足元が寒くなるのは家でもキャンプでも同じこと。
特に外で睡眠するキャンプでは普段あまり気にかけない人でも感じることはあるでしょう。
そういうときは、湯たんぽや睡眠用の靴下が効果的です。
湯たんぽはどこでも使える昔から冷え対策です。
ただし、低温火傷する可能性もあるので間接的に温められるようタオルなどを巻くなどの注意が必要です。
靴下は厚さと素材によって温かさが異なりますので好みのものでOK。
注意点
キャンプでの睡眠は自宅の部屋の環境とは大きく異なります。
特に違うところは周りに別キャンパーがいることです。
今まで5感に対していろいろ対策してきましたが、周りの影響で睡眠の阻害をする場合があります。
次のようなことに気を付けましょう。
睡眠時間になったら配慮しよう
- 光をギンギン出さないようにする。
- 大きな声でしゃべったり、音楽を流したり、楽器を弾いたりしないこと。
- 周りにキャンパーがいる場合は焚火などの匂いにも配慮すること。
- 夜中に車を動かさない。
- ケンカなどを始めない。
- 子供のはしゃぎをおさめる。
以上のことだけではないですが、周りの迷惑にならないようにしたいものです。
争いの原因にもなるため、マナー・ルールは最低限守りましょう。
まとめ
要点をおさらいしましょう。
ポイント!
- 視覚:睡眠時はだんだんと寝る空間の中を薄暗い~真っ暗にして目に光が入らないようにすることは大切です。
- 嗅覚:リラックスできる自分に合った香り、もしくは無臭に整える。
- 味覚:歯磨きをして口内環境を整えよう。
- 聴覚:リラックスできるBGMを流す、もしくは無音に整える。
- 触覚:肌ざわりや温度管理に優れたものを身体と接触させよう。
キャンプでぐっすり寝て、寝起きが最高だと、テントから出た瞬間もまた最高の朝を迎えることができます。
心や身体の癒しを含めたキャンプなのに、全然寝れなくて疲れちゃった、なんてならないないように睡眠について今一度考えてみてはどうだろうか。
きっとより良いキャンプライフを過ごす手助けになるはずです。