こんな悩みを解決する記事です。
神社へお参りに行く際にお賽銭をどうするか悩みますよね。
語呂合わせで5円(ご縁)を結ぶのかどうかなどなど。
本記事ではお賽銭への疑問と参拝方法の再確認をご紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- お賽銭はいくらがいいのか知ることができる。
- 参拝方法を再確認できる。
【予想設定時間:10分以内】
結論:お賽銭は何円入れてもOK。語呂合わせは自分の気持ち次第。
「お賽銭は結局いくらがいいのか?」
この疑問に対する答えはいくらでもOKです。
とは言え、「ご縁がありますように」という語呂合わせの数だけお賽銭を納めたい気持ちもわかります。
縁起を担げるなら担ぎたいし、言葉に魂が宿るように想いも届けたいという考えもあります。
お賽銭はいくらいでもOKなら語呂合わせでいれてはいけないなんてことないでしょう。
また、気持ち的に5000円など高額なお賽銭をしたい場合はご祈祷をあげてもらったほうが
自身にも納得がいくお参りができるのではないかと思います。
是非トライしてみてくださいね!
お賽銭のあれこれ
昔はお米だった
お賽銭はずっと昔はお米でした。
今でも神社によってはお米や食べ物をお供えしているところもあります。
昔は生きていくことにやっとであったので神様に感謝をする際は農作物をお供えしていました。
だんだんと時代がすすみ神前におひねり(お米を紙に包んでお供えする)をするようになり、
お金が流通しだすと、お米からお金にシフトしていきました。
昔は神前にまく散米(供えることや清めの目的でまき散らす米)でしたが、
お米にかわり散銭とかわり現在のお賽銭へと定着しました。
お賽銭は結局何円いるの?
お賽銭がいくらならご利益がいいのかということに対して、結局いくらでもOKでした。
そもそも、お賽銭の目的は自分の願いを叶えてほしい願望以前に自身の穢れを清めるためでした(*1)
お金のルーツは貝であり古来中国では貨幣の代わりに使われていました。
貝の表がこの世で裏側があの世と言われおり、自身に付いた穢れ(病気や災いなど)が、
穴を通ってあの世に届くとされていることからきている。
そのため、自身の穢れをお賽銭にくっつけて清めるので、いくらであっても特に関係ない。
今日では願いと清めの両方を目的としています。
ただ、いくらでもいいなら語呂合わせで気持ち的にアゲアゲでもいいじゃないか!
という人もいると思うので語呂合わせはどんな額があるのか一覧で確認してみましょう。
お賽銭語呂合わせ一覧
- 5円(5円1枚):ご縁がありますように。
- 10円(5円2枚):重ね重ねご縁がありますように。
- 15円(5円3枚):十分ご縁がありますように。
- 20円(5円4枚):よいご縁がありますように。
- 21円(5円4枚+1円):割り切れない数。恋愛継続/夫婦円満願。31円でも可。
- 25円(5円5枚):二重にご縁がありますように。
- 30円(5円6枚):調和のとれたご縁がありますように。
- 35円(5円7枚):再三ご縁がありますように。
- 40円(5円8枚):末広にご縁がありますように。
- 45円(5円9枚):始終ご縁がありますように。
- 50円(5円10枚):五重の縁がありますように。
- 55円(50円1枚+5円1枚):いつでもご縁がありますように/午後に投げるとご縁UP期待。
- 105円(100円1枚+5円1枚):十分にご縁がありますように。
- 115円(100円1枚+5円3枚):いいご縁がありますように。
- 125円(100円1枚+5円5枚):十二分に御縁がありますように。
- 485円(100円4枚+50円1枚+5円7枚):四方八方からご縁がありますように。
なお、10円玉は「遠縁」を連想させるので縁起を担ぎたい人は避けたほうが無難。
5円玉は「ご縁」ともつながり、お米も描かれていて縁起良しです!
お参りの一通り
お参りについて礼儀/マナーを再確認しておきましょう。
step.1
神社に着いたら鳥居に一礼してくぐろう。
step.2
手水舎で手や口を清めよう。
step.3
拝礼しよう。
step.4
鳥居を背に一礼して帰ろう。
①まずは鳥居をくぐる
鳥居は神社の聖域入口なので一礼して入りましょう。
鳥居がいくつかある神社なら可能な限り、一の鳥居から参拝すると〇。
あと参道の真ん中を通るのは避けよう。
正中(せいちゅう)と呼ばれる神様の道です。
②清めよう!
参拝前に手水舎(てみずや)で清めましょう。
手順はこんな感じ
- 柄杓(ひしゃく)を右手で持って水をくんで、左手に水をかけます。
- 柄杓を左手に持ちかえて、右手に水をかけます。
- 再度右手で柄杓を持って、水を左の手のひらで受けて口に含み、軽く口をすすいで出します(柄杓に口をつけるのはNG)
- 左手に水をかけたら清め、柄杓を立てて残った水で柄を清め流し元の場所に置きます。
その後、手や口についた水は拭いて終了です。
お水は自身の穢れを落とすために使われたので賛否分かれますが拭く方が良いと思います。
③拝礼
それでは拝礼いたしましょう。
二礼二拍手一礼
- お辞儀を2回します(二礼)(90度くらいまで曲げたら最高!)
- 胸の前で2回拍手をします(二拍手)(右手を少し下にずらして肩幅ぐらいまで手を広げて拍手)
- 神様に感謝し、お祈りをします(両手指先を揃えて手を合わせます)
- 最後に深いお辞儀をします(一礼)(90度でいこう!)
神様にはまず、感謝を述べましょう(穢れを払いましょう)
その後に1つだけお祈りをしましょう。
さらに自分の住所と名前も加えると神様も「ほぅほぅ、そうか」となってくれるはずです!
④鳥居をくぐり帰る
最後は正中を避けて参道を通り、鳥居で神社に向かい一礼して帰りましょう。
帰る前にお守りなどを頂いていくこともお忘れなく。
また、去年持っていたお守りなどがあればこのタイミングで納めましょう。
お守りの効力は1年ですので。
まとめ
要点をおさらいしましょう。
ポイント!
- お賽銭はいくらでもOK
- 語呂合わせるなら5円・50円・100円で構成させよう。
- 礼儀/マナーをしっかり貫こう。
- 気持ちが大切!!
何はともあれ一番大切なことは心の在り方です。
気持ちを込めて礼儀に則り、穢れを払い、清めましょう。
引用サイト
(*1)國學院大學の新谷尚紀教授