昔からよく実施されてきた発散方法、歌をうたう。
科学的根拠があるこの手法は普段のストレスを吹き飛ばしてくれます。
本記事の内容
- 歌が好きでも嫌いでも大声でうたうことはストレス発散になる。
- その科学的根拠ってなに?
- 歌をうたいんだけど、覚えられないし、うまくいかない。そんなあたなへ上達ポイントのご紹介。
- 歌で解消できるストレスの限界。
癒しというアプローチで解説していきます。
結論:大声で楽しく歌をうたおう!
癒しの効果としてのポイントは、ストレス発散になることです。
歌を単にうたうだけではなく大声で楽しくすることで、横隔膜や表情筋を動かすことにつながります。
そんな様々な筋肉を動かすと、どうしてストレス発散になるのでしょうか。
それには、歌の好き嫌いに関わらず人間の働きによって解消することがわかっています。
ヒトを癒す効果は科学的根拠に基づいていた
ある実験で、3曲好きな歌をうたい、その前後の唾液に含まれている「コルチゾール」という成分量を調査した(*1)。
ストレスホルモンと呼ばれるもので、ストレスによって分泌量が異なるため、唾液中のコルチゾールが量がストレス指標となります。
調査の結果、歌をうたう前より唾液量は増え、コルチゾールは減っていることがわかった。
さらに、被験者は歌が好きなグループと嫌いなグループの2つがあったが、どちらも同じ傾向だった。
歌うことによって唾液量がふえるのはリラックスに関係する副交感神経が優位になった点です。
表情筋や横隔膜の動きはリラックスに関わる副交感神経と密接な関係にあり、楽しく大声で歌うことで結果、ストレス発散につながるのです。
逆に緊張すると口の中がカパカパになりますよね。
唾液量も少なった経験があるのではないでしょうか。
リラックス時は十分な唾液量を保っています。
筋肉や神経、脳との関係は大きく関わるしくみと反応がリラックス発散につながるとわかったのです。
これで大丈夫!歌の上達の助けになる3つのポイント。
「新曲が発売されたから、うたってみたい!」
「歌は好きだけど、歌おうとするとなかなか上手にいかない」
なんてことはありませんか?
世の中には聴いた直後からすぐに身につけて歌えちゃう人もいますが、全員がそうではありません。
わたしは歌うことが好きですが、なかなかスッキリするぐらいまで歌えるようになるには時間がかかってしまいます。
それでも、カラオケでストレス発散するなら、気持ちよく歌った方が気分もあがりますよね。
そこで平々凡々な自分がオススメする新しい歌をうたうために実施しているポイントを紹介したいと思います。
あくまで歌があまり得意でないヒトが対象なので、得意だぜっ!って方は飛ばしてくださいね。
<ポイント1>曲の選定はできれば自分の声のキーで選定。
歌いたい曲は基本うたえばいいと思うのですが、どうしても声がだせない領域というものに個人差があります。
目的はストレス発散のために気持ちよく歌い切ることなので、自分の限界を超えた曲の選定はオススメしません。
キー選択は難しいですが、だいたいの目安としては、その曲のサビが地声レベルのキーと同じであれば一番良いところで楽しく大声で歌うことができます。
歌いたい曲をいくつか選択した中で自分に合ったものを選択しましょう。
<ポイント2>リズム・メロディー・テンポを身体に身体に覚えこませよう。
歌いたい曲を決めたら、まず繰り返し聴いてみよう。
その時、歌詞は置いておき、鼻歌でいいのでうたいながら曲調をつかみます。
早さはどうか。
どんな拍を踏んでいるのか。
これを繰り返し行うことで曲の全体像を覚えます。
いきなり歌詞を正確に歌うことができたら嬉しいですが、まずは曲自体を身につけてから歌詞にアプローチしたほうが分かりやすいです。
目安は1日10回ループを2~3日したら耳に残って身についてくるかと思います(個人差があります)
睡眠による記憶については▼まで。
<ポイント3>歌をうたおう!
曲が身体に覚えこまれたら早速歌っていきましょう。
この時の方法として2つあります。
1つは歌詞を全部ひらがなで書きだしたもので歌うことです。
漢字や英語が入った歌詞は多々あります。
息継ぎや読み方を明確にするために書きだしたものでチェックしながら歌うことをオススメします。
とても分かりやすいです。
また、チェックしながら歌い手のマネをしていきましょう。
お手本がそのまま流れているので、真似ることが上達への近道です。
もう1つは、ある程度うたえるようになったら、自分の歌声を録音して聴いてみることです。
これは恥ずかしいと思うかもしれないですが、誰かに聴かせるわけでもないので一度チャレンジしてみてください。
あれっ?と思う箇所なんかが客観的にわかります。
録音データを聴くことでどの部分がおかしいのかわかるのでその部分を重点的に修正したら完成です!
3つのポイントは1週間ほどが目安です(個人差によります)
歌をうたうことはストレス発散になる。だけど限度がある。
癒しの効果としてのメリットは把握できたと思いますが、カラオケなどで歌い続ければ良い、ということでもありません。
徹夜のカラオケは睡眠不足に直結しますので返って逆効果です。
何事もバランスが重要です。
また、ストレスの原因が不安や迷いと言った精神的疲労である場合は効果が期待できません。
日頃のイライラやうっぷんを解消するためには1つの方法として良いと思います。
自分がどんなことに疲れているのか把握したうえで実践しましょう。
疲労やストレスについては▼まで。
まとめ
日頃のストレス解消に一役買ってくれるカラオケ。
目的はとにかく、自分なりに大声で楽しく歌い切ることです。
上手であれば越したことないですが、そうでなくてもいいのです。
1人でも友達とでもカラオケにいって日頃のストレスを発散させましょう!
(*1)参考サイト:日経Gooday30+[HP]