早いところで3月上旬から開花していく日本の桜。
実は日本では600種類もの桜があるにもかかわらず、8割ほどが1種類の桜「ソメイヨシノ」であることをご存知でしたでしょうか?
本記事ではソメイヨシノが一斉に咲きだす理由や桜情報についてご紹介していきたいと思います。
本記事を読んでわかること
- ソメイヨシノばかりなわけ
- 桜の基礎知識
- 桜情報
結論:ソメイヨシノばかりなのは1本の原木から増やされた分身だから
冒頭でご紹介したとおり、日本全国の桜の約8割がソメイヨシノだと言われています。
ソメイヨシノは江戸時代末に吉野桜と名付けられた品種で売られていて、明治以降に様々なところに植えられました。
この時に河川敷などに植えられたものが今でも美しい景観を造り上げられています。
ソメイヨシノは1本の原木をもとに、接ぎ木や挿し木によって増やされてきました。
そのためどの桜も同じ遺伝子であるため、環境条件が同じ場所では一斉に開花します。
日本の気候環境は南から北へ温かくなっていくので開花は桜前線はだんだんと北上していきます。
日本最古のソメイヨシノと呼ばれている桜は青森県の弘前公園にあります。
推定樹齢130年以上のソメイヨシノで、弘前城に最初に植えられた1,000本のうちの1本と言われています。
ソメイヨシノの特徴は次のとおりです。
ソメイヨシノの特徴
- 1つの原木から複製された桜
- 花びらは楕円形で一重
- 花柄は長く伸びる
- 咲き始めは淡紅色で満開になると白色に近づき、最後は花が散って葉が生える
- 成長が早く、高さ5~15メートルまで成長する
桜の基本情報
基本情報だよ!
名称:桜(バラ科サクラ亜科サクラ属)の落葉広葉樹
出生:北半球の温帯地域
サクラ亜科:サクラ、モモ、ウメ、スモモ、アーモンドなど
花言葉:「精神の美」「優美な女性」
寿命:ソメイヨシノの場合、手入れなしだと50~60年。手入れをしたら100年超える。
花見の起源:奈良時代。貴族たちの優雅な行事。宴。
日本の桜は中国の宋時代に渡ってきたものと言われており、品種改良で現在の日本の桜が存在します。
日本では観賞用として日本全国に植えられており、その代表例は「花見」です。
花見の歴史は奈良時代の貴族の宴からですが、時代がすすむにつれて誰もが楽しむものへと変化していきました。
茶会や歌会などが催されており、日本の文化に定着していったという歴史になります。
現在では日本全国に桜の観光名所があり、その場所でそれぞれの楽しみ方をされています。
皆さんは次のように楽しまれているようです。
桜情報
桜開花情報
引用:tenki.jp
まず、桜と言えばいつ咲くかが気になるところ。
「tenki.jp」では桜開花予想をだしております。
見てもらうと分かるように温かい九州から寒い北海道へとだんだん桜の見ごろの時期がずれていますよね。
基本的に桜開花予想はソメイヨシノの開花と置き換えてよいことが分かります。
開花予想・満開予想を詳しく見ることもできますので、チェックしてみてくださいね。
お花見スポット
引用:Walker+
次に気になるのが花見スポット。
「Walker+」では全国のお花見スポットをエリアごとにまとめられています。
また地域ごとの人気ランキングもあるのも分かりやすいですね。
みんなで花見をしながら美味しいものを食べるも良し。
静かなところで桜を見ながら散策するのも良し。
自分たちがどんな花見をしたいのか、計画するのに役立つサイトです。
まとめ
いかがでしょうか。
要点をおさらいしましょう。
ポイント!
- 1つの原木からなるソメイヨシノだから開花が同タイミングになりやすい
- 桜は日本だけじゃなく様々な国にも実はある。
- 花見の計画は時期と場所をチェックしよう。
こんなご時世だけど対策を万全にして最低限の配慮をした上で楽しみたいものです。
あと気になるのは天気予報ですね。
週末雨ばかりだと萎えますが、こればかりはどうしようもないので良いタイミングが見つかればちょっとだけでも
見に行こうと思います。