冬キャンプで暖を取る際の注意点を解決する記事です。
今回は冬キャンプに必要な暖房機器に関するに当てたいと思います。
これ知っていないと命取りになりますよ!
本記事では「一酸化炭素中毒」について、どんな症状か、どんな対策があるのかご紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 一酸化炭素中毒の怖さ
- 一酸化炭素中毒にならないための対策方法
【予想設定時間:5分以内】
結論:テント内/テント入口付近に暖房機器を寝ている際、絶対置かないこと!
冬キャンプで寒いからと言って寝ている時も暖房機器をつけっぱなしにするとテント内に一酸化炭素が充満したり、酸素濃度が低下したりします。
そうなると後は一酸化炭素中毒へまっしぐらです。
テント入口ならいいや、という思いもありますが、風にのってテント内を一酸化炭素で満たす恐れがあります。
また、家族連れで子供がいる場合は大人より新陳代謝が良いため一酸化炭素中毒になる可能性が高いので細心の注意が必要です。
ソロキャンプの場合は、誰も気づいてくれない、、、なんてこともありますので、1人で安心安全にキャンプを楽しめる準備や対策を取る必要があります。
そのためにはどういった行動をすべきか把握しておく必要があります。
この記事を通して1人でも冬キャンプを楽しんでもらえる人が増えれば幸いです。
一酸化炭素中毒の怖さ
一酸化炭素中毒の発生原理
一酸化炭素は、狭い空間で炭を燃やしたり石油ストーブを使うと発生します。
炭は燃えている最中の不完全燃焼時に一酸化炭素を発生させます。
また石油ストーブはテント内など狭い空間で使用すると空気中の酸素を使用して燃焼するとテント内の酸素濃度低下により
不完全燃焼がすすんでしまうことから発生してしまいます。
炭でも薪でも石油でも起こりうるのが一酸化炭素中毒なのです。
一酸化炭素中毒の症状
一酸化炭素は無味無臭です。
気づかないうちに一酸化炭素中毒が進行してしまいます。
症状として次のようなことが挙げられます。
一酸化炭素中毒の症状
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 意識障害
頭痛が多いようですが、そのまま気づかず進行していくと意識不明となり最悪、お亡くなりになるケースがあります。
症状に気づいたらすぐさま外に出て病院に行かれることをオススメします。
一酸化炭素中毒の事例
2017年に起こった事例ですが、2ルームテント内の家族4人のキャンプ時による一酸化炭素中毒です。
このケースではテント入口付近で炭を使った料理をされていたそうです。
寒かったため子供はテント内にいたそうですが、その後テント内に子供を確認した際に頭痛を訴えた後意識不明となったそうです。
正面奥の喚起口は閉鎖状態だったこともあり、テント内では一酸化炭素が充満していたのでしょう。
本当に怖いです。
一酸化炭素中毒への対策
一酸化炭素中毒にならないためには何に気を付ければ良いのでしょうか?
対策ポイント
- テント内/テント入口付近に暖房火気機器を使用しない。
- 一酸化炭素警報機を使用する。
- 不安であれば電源サイトを選ぼう。
とにかく基本に忠実
まずはテント内/テント入口付近に暖房火気機器を使用しないことです。
とはいえ、冬キャンプで寒いので使用しないと今度は凍えてしまいます。
石油ストーブにしろ、薪ストーブにしろ暖房として使用する際は一酸化炭素が充満しないように空気の喚起を徹底してください。
テントのついている喚起口という喚起口は全てオープンです。
寝る際は必ず暖房火気機器は消して喚起をした上で寝るようにしましょう。
アラームがあれば安全度が増す
一酸化炭素チェッカーをテント内に配置して一酸化炭素濃度を常にチェックしておきましょう。
危険な一酸化炭素レベルを検知すると音が鳴って知らせてくれます。
3つのLEDは一酸化炭素濃度で3段階表示されます。
赤までいくとアラームがなります。
1つあると安心感が半端ないです。
不安であればサイトを選ぼう
どうしても不安な場合は電源サイトを選びましょう。
暖房機器で火気機器を使用せずに暖を取るためにホットカーペットを使用すると危険度が下がります。
また、電源を使わない暖の取り方(例えば湯たんぽなど)の工夫も安全面の向上になります。
耐寒防具やホッカイロなども一酸化炭素中毒から回避できるため、出来るだけ工夫したいところです。
まとめ
要点をおさらいしましょう。
ポイント!
- テント内/テント入口付近に暖房火気機器を出来る限り長時間使用しない。
- 暖房機器を使用する際はテント内に一酸化炭素を充満させないように喚起を必ず実施する。
- 一酸化炭素チェッカーやホットカーペットの使用など出来る限り一酸化炭素中毒の対策を実施する。
冬キャンプになると毎年、一酸化炭素中毒による事故が起こっています。
楽しいキャンプを最悪なキャンプに変えないためにも、事前にどうしたらいいのかを把握するとともに、キャンプ時は細心の注意をしましょう。